今日、EFTタッピングを受けに来て下さったKさんとのセッションで、すごく印象に残ったことがありました。
その部分のみ公開の許可を頂きましたので、皆様にも事例の一部をご紹介します。
許可を下さったKさん、ありがとうございます!
セッションで使用した大まかなセットアップフレーズも一部、紹介しています。
EFTタッピングを受けようと思った理由
彼女は、現在特にこれという大きな問題(と感じる事)がある訳ではありませんでした。
両親から大切にされていました。
自分なりにこうなりたいと決めて、それに向って進んできて、着実に手にしてきた物事が沢山あります。
素晴らしいですね。
Kさんは、なぜEFTを受けてみようと思ったのでしょうか。
何となく・・。
以前、アイホージュの怪しいチラシを見て、自分が欲していたものはこれなのかもしれないと思ったことがありました。
目標達成とそのプロセスを楽しみたい
あれこれお話を伺うこと2時間。
ひっかかりや、思い込みなど色々と浮上してきました。
これまで私は、目標を達成したいと頑張ってきたけれど、プロセス自体は全く楽しめなかった。
これからは、どうせ(今のような同じ)目標に到達するのならば、そのプロセスを心地よく味わいたい
という内容でEFTを開始。
Kさんの中から浮上してきたのは、中学生の頃に経験した衝撃的な出来事でした。
衝撃からの解放
小学生の頃のKさんは、万能感に満ち溢れていました。
私の人生はバラ色。何でも出来そう![
ところが、中学生になった彼女に、大きな衝撃を与える事件が起きました。
1997年に自主廃業した、山一證券のニュースです。
それまで人生はバラ色と思っていたのに・・・怖かったです。
私がどんなに頑張っても、(会社や仕事や人生など)この先、崩れてしまうのではないかと思ったのです。
だから、とにかく安定したかったのです。
このようなことを思い、進路を決め、努力を重ねて前に進んできたのでした。
EFTタッピング・セットアップフレーズ
- 私がどんなに頑張っても、山一のように崩れてしまうのではないかと感じて、怖いと思っていた自分をありのまま認め受入れます
- これからは自分がしたいようにありのまま生きていいのだという事を自分に許可すると決めます
- この先、やっぱり怖いと思うことが、あったとしても怖いと思う自分をありのまま認め受入れ愛します
というフレーズを作ってEFTをしました。(実際は、もう少し細かいです)
これまで親や周囲が言っていた「当たり前」から生じた思い込みを手放す作業を繰り返しました。
手放すと書いていますが、ここで言う手放すとは「なくす」ではなく「いつも自分の中にあって良い」です。
EFTタッピングで自分が自分の味方だと体感する
EFTを通して、新しい思考「ありのままでよいのだ」を体感したKさん。
自分が(自分の)味方だって体感できて良かったです。
おお!
素晴らしいですね。
選べない中で選べるものがある
自分が生きる時代って選べないのです。
中学生で衝撃を受けた彼女のように「自分が働く頃には、日本はどれだけひどい状態なっているのだろう?」不安に思う子供達は多いのかもしれません。
親やテレビのニュースからは景気が良くなる傾向なんて一つも感じられない・・。
狭き門で、何度受けても落ちる就職試験。
不安を持たずにいられるでしょうか。
自尊心を保っていられるでしょうか。
当たり前にニュースや情報から放たれる言葉で、無意識のうちに大人達は子供達に不安や恐怖を植えつけてはいないでしょうか?
自分が生きる時代は選べなくても、景気が悪く不安定・不透明であっても、目の前の出来事に対して生じる、自分のネガティブな感情や思考、言動などをありのまま認めることで「どうしたいのか」に沿って、人生のハンドルを自分で握って生きていくことは選べるのです。
それが、自分軸を作るメリットでもあります。
時折、イマドキの若いモノは「安定志向」で、留学にも出たがらない!けしからん!」というのを雑誌や新聞などに書かれてあったりするのだけれど、下の世代のことを考えたり、実際に声を聴いたりすると、とてもじゃないけれど、そんな風には言えないと思うのです。
そこまで言うなら「このような時代でも、自信を持って前に進む方法」までを伝えて頂きたいのです。
EFTを提供する度に思うこと
いつもセッションの時に思うのことがあります。
一時的な開放感や満足感、高揚感で終わるのではなく、この先、クライアントさんの人生がもっと心地よくなるためにはどうしたらいいのか?
私は、女性専用でEFTを提供していますが、母親の影響はとりわけ大きいと感じています。
過去のEFTからも、お母さん方の視点や思考が変わることで、子供や配偶者が変っていくことを何度か報告を頂く機会に恵まれました。
女性達のためのEFTは、とてもやりがいがあります。
EFTがもっと今の時代で活用してもらえるようになったら良いなあと改めて思った一日でした。
Kさん、今日はアイホージュにお越しくださってありがとうございました。