本記事では、Rさんの自分軸が身につくEFTタッピングセッション事例を通じて
自分軸で生きると本当に欲しいものが引き寄せられる
他人軸と自分軸では、欲しいものに対する選択の違いがある
他人軸で生きていた時には手に入れられなかったものが自分軸を作ったら向こうから来た
という話を紹介します。
この話は下記のRさん事例4からの続きです。
Rさん事例4
最初から読む・Rさん事例1
他人軸から自分軸へ立て直すほどに本当に欲しいものが引き寄せられる
離婚危機を乗り越えた後、Rさんからメールが来ました。
不思議なもので、私が自分を立て直せば立て直す程、配偶者に変化が・・
簡単に言うと、してほしいことをしてくれてます。
そして、びっくりなことに、あんなに職場中毒だったのに、これからは深入りないようにする発言。
(職場で)いいように使われているの気づいたかな。
人生は自分で自分の欲を扱うことの連続・積み重ね。
本当に欲しい何かを引き寄せたら終わり、ではありません。
欲しいものを手に入れ、それを活かすには、日々の取り組みの積み重ねがものを言います。
頂いたメールには「まだまだ不得意」と書かれてありましたが、彼女は自分軸を作る過程で必要な、ご自身の感情や思考をありのまま認め、
- 事実と感情を分けながら、視点を変える
- 自分軸の「自分がどうしたいのか」を引き出す
- 他人軸の癖が顔を出した時に気づく
- 自分が言う必要のあることを相手に伝わるように話す
- 相手が話していることを、ひとまずそのまま聞く
- 互いの合意点を見出す
取り組みを続けていました。
Rさんが自分軸で生きる影響が配偶者に及ぶ
Rさんが自分軸で生きる影響は、配偶者にも及びます。
以前の配偶者は休日であっても職場関係の飲み会に出かけたり、周囲の悩み相談役を買ってでていました。
自宅で居場所がなかった分、職場の人間関係の中で、自分を評価してもらえたと配偶者が感じることを求めていたのでした。
ですがRさんとの関係が落ち着き、それが必要なくなったため、本当に大切な自分や家族に意識が向くようになったという訳です。
Rさんが欲しかったのは
- 配偶者から、本当の意味で愛情を感じられること
- お互いを大切にし合える関係を築けること
- 家族として幸せに暮らすこと
などだったから、良かったです。
引き寄せって、ただ願って待つだけじゃないんですよ。
自分軸で生きるRさんの影響で配偶者が本当に欲しいものを引き寄せる
最初に欲しいものを引き寄せたのは、配偶者。
ある日のこと。
みつるさん、ちょっと相談があります。
彼が「●●が欲しい」って言っているんだけれど、数十万するものだから、ちょっと悩んじゃって。
はーい、わかりました。
彼は、実現するしないとか、値段に関わらず、本当に欲しいものをRさんに話せるようになったのね。
良い傾向ですね。
余裕があるのであれば、どうぞどうぞと言いたい所なのですが、例の督促状の支払いの途中でもあり、余裕はあるとは言い難い状態。
私は、●●を買うことは絶対に反対!
現状を考えるとそうなりますよね。
自分軸と他人軸|欲しいものに対する選択の違い
その後、改めてRさんと配偶者、お二人で話し合いをした結果を教えて下さいました。
購入することを決めました。
そうなのね。
ちょっと確認したいことがあるのだけれど、Rさんは購入することに納得して合意しましたか?
それとも、本当は反対だけれど、また離婚話になったり、喧嘩になったりするのが嫌で、表向きは配偶者に合わせましたか?
どちらを選びましたか?
「●●を購入する」であっても
- 【自分軸】購入することにRさんが納得した上で自らが合意する
- 【他人軸】表面上配偶者に合わせる
どちらを選択するかによって、この先の展開が全く違ってくるのです。
これは、Rさんもご存じのこと。
自分で決めました。彼と話して納得したんです。
それならよかった!
配偶者の本当に欲しいものを買うことに合意したRさんの理由
Rさんが、購入に合意した理由を2つ教えてくださいました。
彼に昇給の予定があったんです。
配偶者は現状を顧みずに●●が欲しいと言っていた訳ではなく、支払いの目途がついている状態で、話をなさっていたのです。
あと、話し合いをしていた時に、あ、彼は、これまですごく我慢していたんだなあって気付いたんです。
ずっと我満していた彼が本当に欲しいものだと思ったから、買うって決めたんです。
素晴らしい気づきですね。
自分軸で動いていらっしゃるのだから、お互いにとって良い展開になるはず・・と思ったら、本当にそうだったのです。
本当に欲しいものを手に入れた配偶者の変化|自分軸が育ちつつある
しばらくして、配偶者はお目当てのものを手に入れました。
それと共に、Rさんから見た配偶者には、いくつかの変化が生じるようになりました。
本当に欲しいものを買ったことで、彼は、これまで何気なく買っていた飲み物を自分で作って職場に持っていくようになり、その場しのぎ的な買い物がどんどん減っていったのです。
職場とは全く関係のない、手に入れたものに関するサークルにも入り、新しい仲間と楽しい時間を過ごすようにもなったのです。
ご自身の本当に欲しいものを得たり、やりたいことをやったり、周囲の人たちとより良い関係を築いたりするために、時間や労力、お金などを使うようになったのです。
あの時、彼の欲しいものを買って本当によかったです!
Rさんの合意のもと、配偶者は本当に得たいものを選び、得て、それを活かして、ご自分を満たすことが幸福感やRさんへの感謝の気持ちとなっていきます。
この後、配偶者がRさんの欲しいものを購入しようと言い出す流れになることを、この時点ではまだ誰も知りません。
他人軸では手に入らなかった本当に欲しいものを自分軸で引き寄せた話
離婚危機回避のための継続セッションが1回分残っていました。
「Rさんのやりたいこと」と言うテーマでEFTしませんか?
自分がやりたいことについてか。何にしようかな。
考えてみてまた連絡しますね。
そう言っていたRさんから「やりたいことが決まったので」と連絡が来ました。
家を買うことになったんです!
え?お家を買うの?
ってちょっと待って。離婚危機の話って何か月前だったっけ?
2ケ月前です。
だよねだよね。
あまりに早い展開にビックリ・・。
すごいね。
Rさんは、ずっと自分達の家が欲しいと思っていて、それを配偶者にも話していたのです。
そういう風に、言われるの(せっつかれるの)嫌だ
そう言われ続けていたのに、いきなりの展開。
そう、Rさんがずっと欲しかった家は、他人軸の状態では手に入れられなかったもの、だったのです。
夫婦喧嘩がきっかけで本当に欲しいものを手に入れる
今回、家を買う話を持ち出してきたのは、なんと配偶者の方。
きっかけは、お二人の喧嘩。
EFTタッピングで、自分軸を作る前のRさんは、配偶者から何か言われた時に、わーっと言い返して、喧嘩になることが多かったと言います。
ですが、自分軸を育んでいたRさんは、その時は、わーっとはならず、まずは配偶者の言い分を聞いていました。
彼の話を聞きながら、確かに私も悪かったなあって心から納得したので、ごめんって謝ったんです。
その時、私、すごく眠たかったから「寝るね!」って言って、寝室に行っちゃったんですよ。
で、そのまま寝て、朝起きたら、彼から「家買おうか」って言われたんです。
多分、あっちは、いつもならRが怒って言い返してくるのに、返してこない。
Rが変わったって、驚いて拍子抜けしたんじゃないかなあ。
そうだったんですね。
すごい話だ。
それにしても家購入ですかー。
あまりに早い展開で、すごいねとしか出てこない。
2か月前のことを知っているだけに、ビックリ。
おめでとうございます!
この先の人生、夫婦としてやっていこう、やっていけると思えたからこそ「家を買おうか」という話になったのだろうし、本当に良かったです。
Rさんは、EFTタッピングを通じて、配偶者なりの他人軸の思考・行動パターンが手に取るようにわかってきたと言います。
ですが、パターンがつかめても、配偶者の口から、どんな内容が出てくるのかまではわかりません。
なので、「家を買おうか」という話が出るまで、そのような展開は、全く想像をしていなかったそうです。
Rさんにとって、配偶者は、全く想像がつかない言動をすることがあります。
配偶者にとって、Rさんもまた然り。
そこに、自分と配偶者の違いを尊重する関係の、面白さや新鮮さ、興味深さや関係の広がり、気づきといったものがあると私は思います。
Rさんご自身がやりたいこと自体は、「家」が手に入ることで、いかようにも展開できるものだったので、まずは家を買うことに集中です!
次回は、家を買うこともまた、他人軸から自分軸へと軌道修正するためのトレーニングだったという話。
その先で、ご夫妻は、また本当に欲しいものを引き寄せて行くのです。
まとめ
本記事では、Rさんの自分軸が身につくEFTタッピングセッション事例を通じて、自分軸で生きると本当に欲しいものが引き寄せられるという話を紹介しました。
引き寄せというと、欲しいものを願って待つと言いますが、そこに至るまでの準備として、他人軸から自分軸へ軌道修正することが必要なのです。