自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
本日の記事は、昨日の続きで、2013年にアメブロで公開していた事例の紹介です。
結婚したらマンションを買ってもらうことになっていた
4,000万の新築マンションをご両親からキャッシュで買ってもらったのは、Iさんにとって当然のことなのです。
彼女の兄弟も同じように、ご両親からマンションを買ってもらっていました。
だからIさんも「自分も結婚したら、マンションを買ってもらうのだろうな。」と思っていました。
でも現在、彼女は結婚していませんし、お付き合いをしている方もいません。
予定がないにも関わらず、このタイミングでマンションを得たのですが、今回の話には不思議なタイミングが絡んでいたことを、後日Iさんが教えて下さいました。
本日の記事では、それを紹介しつつ、物事の意味について、お知らせします。
この内容はIさんの許可を頂いて紹介しております。
Iさん、いつもありがとうございます。
不思議なタイミング
ブログに事例をアップしたのでご覧くださいとIさんにメールした後に、彼女から返信を頂きました。
一部、個人情報が書かれてある為、伏字にしています。
Iさんからのメール
りんりんさん
メールありがとうございます。
ブログ読ませていただきました。
で、ふと思い出したのですが後日母に「何故あのマンションを買ったの?」と聞いた事がありました。
すると母は
「あの時だけ、あの日の朝、広告を見て(母が父と二人でマンションを見に行った正にその日です。その日の午後、私も見に行った日。)これ買おう!と思ったの。
今だったら、買おうとは思わないわ。
あの時だけ、あの時だけ買おう!と思ったの」と言っていました。
私はいつか買ってもらうんだろうなぁーとは思っていましたが、「結婚したら」と言われ続けていたから一生買ってもらえないなぁーとも思っていたのです。
- 私の●●の先生が、娘さんにマンションを買ったという話を母が聞いた
- ◆◆の◎◎があった
- 立地がよかった
- ▲▲の■■■を考えていた
等、色々な事が重なってあのタイミングだったみたいです。
ちょうど自宅から徒歩●分、(中略)閑静な住宅街、●●の隣の新築マンションです。
立地も最高、眺めも最高、お部屋もコンパクトで申し分ないです。
私本当にEFTして駄々漏れを閉めていて良かったです!
それから、EFTが効いたのかも??とも思ってしまいました。
母から話を聞いて、何故にあのタイミングで、母の心にあんな化学反応を引き起こしたのか?
このマンションが、私にとって、どういう事になるのか今は全然分かりませんが(ずーっと意味なんて分からないかも)でも、私のところに来てしまったのだから、怖くても、なんとかやっていくしか、しかたないのですね、気が重い。
実際、マンションよりもキャッシュが欲しかったですけどね、ハッキリ言って。
「あの時だけ買おうと思ったの」ってすごいね。
渦中にある時は物事の意味はわからない
渦中にある時は、物事の意味はわからないもの。
後で振り返った時に、ご本人がわかればそれで良いし、わからなければ分からなくていいと私は思っています。
ありのまま認める視点で捉えるとわかること
ただ、ありのまま認めるという視点で捉えると、Iさんに入ってきたのがキャッシュではなく、マンションで良かったと思います。
なぜなら、彼女は「ご自身の内側」にダメージが生じていて、思考、感情、言動の上で非力になっているからです。
非力な状態というのは、言い換えると、ご自身の力をうまく出せていないということでもあり、可能性をたくさん秘めているということでもあります。
これらを改善するためには、感情や思考などをありのまま認めて、根本にアプローチをし続ける必要があります。
マンションを得て、お一人で暮らしつつ、彼女の中に浮上する思考や感情をありのまま認め続けることで
- ご自分のうまくいかない癖に気づく
- 本心に気づく
- 自分を立て直す方法を身に着ける
ことが、可能になるはず!
一人暮らしをすることは、望みの実現だけではなく、非力な状態から抜け出すチャンスでもあるのです。
叶わなくていい望みがある
困っている時に、喉から手が出る程に、欲しいと思っているものが手に入らないとガッカリしてしまうと思うのです。
でも、叶わなくていい望み・願いってあるのです。
Iさんが望んでいる通りに、もし、今、4000万のキャッシュをもらえたとしたら。
やりたいことが何でもできて、問題がすべて解決するようにIさんは感じるでしょう。
ですが、望む家具を手に入れ、外側が満たせたとしても、彼女の内側のダメージも、非力な状態も、そのままです。
金銭の余裕があることで、不安や恐怖や満たされない思いなどを埋めるために、お金を使い、地味にご自身を立て直すプロセスは放棄するかもしれません。
彼女の問題は、こちらの記事で触れましたが、『ご自身が本当にやりたいこと』ではなく『誰かに自分を認めてもらうために、やりたいことをやる』という選択をなさるはず。
そうなると、人を変えて同じ問題が顔を出し、その場をしのぎながら、お金が漏れていきます。
余裕があるうちは、不安や恐怖、満たされない思いなどを埋めるためにお金を使うので、手持ちはどんどん減って行きます。
まずいな、と思っても、生活のグレードをさげられず、ずるずるとお金を使います。
『どうしてもやりたい』と思ってやったのに、『私がやりたいのは、これじゃない。もっと、自分がやりたい事があるはずだ。』となったり、『周囲から、認められていると感じる。自分でも、頑張っていると思う。だけれど、何か違う。』といった状態になったりもします。
このようなことを繰り返して、お金を使い果たした時。
先延ばしした問題(だだ漏れ)は大きくなっていて、手がつけられない!となる可能性は大きいです。
今回は4000万なので、振り込め詐欺で数百万を失った時以上のダメージが生じます。
これは、ありのまま認めるという視点と、彼女の思考・行動パターンを捉えた、私の想像に過ぎませんが、これらを踏まえて先手を打ちつつ、根本にアプローチし続けることで、Iさんも財産も適切に守る必要があるのです。
マンションを得たIさんに、この先、何が起こるのかは、私には全くわかりません。
もしかしたら、ありのまま認めることを定着させて、『本当に、やりたい事』のために、後々、マンションを使って、キャッシュを生み出していくのかもしれませんよね。
↑2025年の今、改めてIさんのブログをアップしながら、これが後に実現していることに気付いて、ビックリしている伊藤です。
起こる出来事は違っていてもできることがある
ここまでお読み下さり、「私は、そんな恵まれていないもの。結局は、お金を持っている家に育ったから、できたことなんでしょう?」と思ったアナタ。
確かにそうなのです。
Iさんは、裕福と言われる家庭に育っています。
そのだめ、4000万円を得るという出来事は、誰もが再現可能だとは申し上げません。
ですが、彼女の「マンションは当たり前に与えられるもの」という感覚や、感情や思考をありのまま認めて、駄々洩れを止めたり、新しい変化を迎え入れたりすることは真似られます!