自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
本日の記事は、昨日の続きで、2013年にアメブロで公開していた事例の紹介です。
ご両親に4,000万のマンションを買ってもらったIさんに、どんな展開があったのかを紹介しましょう。
引き寄せしたその後の展開を知りたいのに・・
EFTタッピングのセッション時に、Iさんが何度か仰っていたことがあります。
本などに書かれてある
- 引き寄せしました
- 奇跡が起こりました
- 良いことがありました
- こんなにすごいことが起こりました
という内容って、●●しました、ハッピー!という所までしか載っていないんですよね。
私は、その後、時間が経過して、どうなったのかまでを知りたいのに、そこまで書かれていることってないですよね。
どうしてなんでしょう。
そうなんですよ。
昔、私も同じことを思っていました。
- ●●をやったら、念願の家が買えました
- 付き合っても長続きしない私が、●●をやったら、素敵な彼と出会えました
- ●●をやったら、結婚しました
- ●●をやったら、希望した会社に転職しました
- ●●をやったら、臨時収入が、入ってきました
- ●●をやったら、家族が仲良くなりました
ということは書かれてあっても、「何かを得た後」については、全然触れられていないのですよね。
欲しいヒト・モノ・コトを得ることは確かにゴールなのですが「得たものを活かす」始まりでもあるのです。
アイホージュでは、実際に欲しい何かを手にした後、クライアントさんが何を思い感じ考えているのかにも着目して、EFTタッピングに取り組んでいます。
大金を受け取る許可をした時の話
前回の記事で「お金を受け取る許可をする」EFTをした時のことを書きましたが、その際に、下記のやり取りがありました。
●千万が来たら、私すぐに受け取ります!
ぜひそうして欲しいです。
あと、今、お話になったことを覚えておいて下さいね。
なぜ、このようなことを私が彼女に伝えたのかというと、過去に全く別の出来事で、Iさんと同じことを仰ってた他のクライアントさんが、欲しい何かが目の前に差し出された時に「いらない」と答えたことがあったからなのです。
もちろん、私自身も同じことをしたクチです。
事前にお話することで、本番の際に、Iさんが本当に欲しい何かをつかめるかどうかを、ご自身で意識してもらう意図がありました。
そんなことってあるんですか?
だって●千万ですよ?
私だったら絶対につかむけれどなあ。
4,000万のマンションを引き寄せた時のIさんの反応
Iさんから「4000万手にする?」メールを頂いた一週間後、再び連絡が来ました。
すごくブルーになっているのがわかります。
Iさんから頂いたメールを紹介しましょう。
最近母と喧嘩ばかりしています。
お金が無いから、家具や家電製品をそろえる事が出来ない事に物凄いフラストレーションを感じています。
きっと、他人が聞いたら、なんて甘えたこと言ってるんだと腹を立てることでしょう。
母は私に「何故あなたは、ママが何か買ってあげてもいつも不満ばかり見つけるの。
ママだったら、あんな家に住めるだけで幸せなのに。
あんな高いものを買ってあげたのに、何故まだ不満を言うの?
ちょっと全部そろえられないぐらいで。」
でも私は、惨めな生活、お金を心配しながら生きていく事がどうしても耐えられません。
入れ物は立派でも、欲しい物も買えず、我慢して、安物に囲まれて生活する事が、耐えられません。
だったら家なんて要らないと言うと、もう出て行ってくれと、今の給料で一人で生活してみろと言われました。
無理やりマンションを受け取らされた?
こういう時のために、何故今まで貯めてこなかったと、無駄な事にばかりお金を使ってと、またいつものように責めたてられました。
もううんざりです。
マンションが要らないわけではないんです。
私の生活が今よりずっと厳しくなる事が怖くて仕方がありません。
毎日お金の事ばかり心配して生きていくのかと思うと、怖くてどうしようもありません。
どうしても、やっていけると思えないです。
親以外から私にお金が入ってくることは絶対無いです。
なので、これが最初で最後です。
そう思うと怖くて仕方がありません。
周りから見たら、きっと私は物凄く世間ずれした甘ったれたわがままなバカ女なんでしょう。
みんなから見たら、羨ましい事なんでしょうが、でも今私は、ハッキリ言って、全然うれしくありません。
あのマンションを維持していく稼ぎも、能力も私にはありませんから。
混乱して、怖くて何もする気になれません。
気分は最悪です。
欲しい何かを引き寄せたら終わりじゃない
Iさんは、ご両親と一緒にお住まいです。
裕福な家庭に生まれ、両親から愛情を受けて育ちました。
彼女もご両親のことを大好きなのですが、父親からは「お前が家を潰す」「身の丈にあった生き方をしろ」と責められていると感じていたり、Iさんを大好きな母親からの干渉によって、気が休まらないと感じていたりしていました。
このような背景があり、Iさんは「一人になりたい。そっとしておいて欲しい。」と思っていました。
4,000万円のマンションを貰ったら、一人になれるので、彼女の望みは実現するのです。
前に、●千万が目の前に出されたら絶対につかむって言っていましたよね。
今、来ていますよ。
つかんで!
確かに言ったけれど・・でも、こんなものいらない。
引き寄せその後のIさんに必要なこと
今のIさんに必要なことは、
この記事を読みながら、もしかしたら、彼女の考え方、捉え方に問題があり、感謝が足りないからうまくいかないんだと感じる方がいらっしゃるかもしれません。
確かにそうなのですが、周囲に対し、表面上は感謝の気持ちを表して、マンションをもらえたのだから家具は安物でもいいじゃないとIさんが無理やりご自身に言い聞かせたとしても、彼女の根本の問題は解決しないのです。
納得が行かないまま、欲しい何かに対する自分の基準を下げてしまうと、Iさんの「生きる価値がない」という思いが強まります。
無理やり考え方や捉え方を正そうとしたところで、「それができない自分が悪い」という所に行きつき、苦しくなるだけです。
表面的な話で終わるのではなく、根本に手を打つのです。
手にしたものを通じて、思い感じ考えたことを、ひとまずそのままありのまま認めることが、ご自身を活かす「過程」です。
自分として生きようとするIさんにとって、これは必要な膿出しに過ぎないのです。
欲しい何かを引き寄せた後のEFTタッピング
アイホージュでは、「実際に欲しい何かを引き寄せた後、クライアントさんが、何を思い感じ考えているのか」にも着目して、EFTタッピングに取り組んでいます。
欲しいものを実際に得て見て、思ったのと違う、なんてことはよくあります。
満足なのか、不満なのか。
それはなぜなのか。
ありのまま認め、掘り下げながら、浮上してくる過去の傷を癒しつつ、自分は何につまづいているのか。
何が譲れないのか。
それはなぜなのか。
納得して動ける状態になるまで、感情や思考を掘り下げたり、ご自身を満たしたりしながら、今持っているものを活かすか、手放すかの判断をしていきます。
物事への対応によって、欲しい何かや、思い感じ考えていることは変わります。
変わる度に、新しい内容をありのまま認め、掘り下げていきます。
これにより、普段は意識にのぼらない、ご自身の躓きの癖や本当に欲しい何かなどを明らかにしたり、過去の傷を癒したりすることができるからです。