自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
「言いたいことが言えない。思っていることが言えない。」
「自分が黙っていればうまくいく。」
という話をよく聞きます。
この記事をお読み下さる、あなたはどうですか。
思っていることが言えない時の対応策
これらの対応策は、ネガティブな感情をありのまま認め、掘り下げること。
自分はどうしたいのか
何を伝えたいのか
何を伝える必要があるのかなどを分かった上で
- 相手に伝わるよう具体的に伝える
- 相手の言い分を聞く
- やる必要のあることをやる
です。
これが自分と周囲を守りつつ、関係をより良いものにするための方法です。
「言いたいことが言えるようになればいい」という話ではないのです。
なぜ言いたいことが言えないのか
「言いたいことが言えない」
「自分が黙っていればうまくいく」
という対応は、ご自身の欲を他人軸で扱っているために、生じています。
これは「相手を傷つけないよう、自分も相手も守りたい」から、なのですよね。
無自覚の大問題
これらの対応は、一見優しさのように感じますが、実際のところは
最終的に、ご自身と相手が傷つく結果に至ります。
「言いたいことが言えない」
「自分が黙っていればうまくいく」
という選択は、感情や思考を適切な処理をせぬままに「自分の中に押し込んだ」に過ぎません。
仮にその時は、押し込めたとしても、時間の経過とともに
- 無意識のうちに不満が漏れる
- 意識的に不満を漏らす
- 不満が爆発
- 話し合いが平行線
- 思っていることと違う対応をする相手が、信用できなくなる
- 相手と距離ができる
- 不満が残る
という感じに、不穏な方へと進んで行きます。
「言いたいことが言えない」
「自分が黙っていればうまくいく」
という対応は、リスクが大きいのです。
問題は、これだけではありません。
他人軸から抜けられなくなる
ヒト・モノ・コトを変えて、この対応を積み重ねると、他人軸から抜けられなくなるのです。
言葉を知っている。
言葉の意味も知っている。
人と話をすることができる。
人の話を、聞ける。
行動することもできる。
でも、自分軸の「自分がどうしたいのか」がわからない。
何を伝えたら良いのかわからない。
何を聞いたらいいのかわからない。
何をしたらいいのかわからない。
自分とは違う意見を言われると、相手から否定されたと感じて、傷つく。
だから、自分の思いを話したら、相手を傷つけると感じる。
結局
「思っていることが言えない」
「自分が黙っていればうまくいく」
という対応を取るしかない状況に、陥っているのです。
これが無自覚の大問題、なのです。
そんな訳で、自分軸教習所では、これらの問題に根本から手を打ちつつ、本当に必要な対応を取れるよう、土台を作る取り組みを行っています。