自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
突然ですが、あなたには、ネガティブな感情や思考が生じた時、どうなさっていますか?
仲の良いお友達、パートナー、家族に話を聞いてもらう。
紙に書く。
気持ちが落ちたまま、目の前のことに手がつかなくなる。
見ないようにする。
いろいろありますね。
愚痴を自分らしさに変える方法
自分軸教習所では、愚痴が生じる時は、まずはありのまま認めて、自分で処理。
その後に、必要があれば、周りに話す。
という順番をオススメしています。
なぜかというと
これは、自分にしかわからないことです。
感情や思考をありのまま認め、「自分は本当のところ、何が欲しかったのか、何をする必要があるのか」を明らかにしたり、満たしたりする方が早いのです。
愚痴は適切に扱うことで、自分らしさにもなりますし、怒りや苛立ちに任せて動かなくても済むので、余裕も持てるようになります。
自分や周りを大切にすることにもつながります。
メリットがいっぱい!なのでした。
ねーねーちょっとー聞いてよー
愚痴を自分で処理する以前に「ねーねーちょっときいてよー」と人に話す時。
相手が絶対に自分の味方してくれる、受け入れてくれるという無自覚の前提があると思うのです。
このような状態にある時に、自分とは別の意見を言われてしまうと、「相手の反応で満たせるはずだった欲」は、満たせなくなります。
なので
- わかってもらえない
- 責められた
- 否定された
- 傷付けられた
と感じるのです。
これだと発散のつもりが、かえってストレスが増えてしまいます。
だから、聞いてもらう立場にある時は「解決策はいらない、ただ、うんうん聞いて欲しい」のですよね。
でも、いつもそうしてもらえるとは限らない。
だから、最初から「うんうん聞く」のを他人に求めるのではなく、自分に頼るのです。
ありのまま認めることで、どんな酷いと感じる内容でも、自分はうんうん聞いてくれます。
うんうん聞きながら掘り下げることで、他人軸の欲求を満たした後、自分がどうしたいのか答えや、解決策を引き出すこともできるのです。
愚痴として話すのは、この後。
「処理済みだけれど、こんなことあって、こんな手を打って、こんな結果になったー」
人に話す前に、ある程度自分の内側で整理しておくほうが、気持ちもラクになりますよ。
愚痴を自分で処理する前に人に話すリスク
愚痴を自分で処理する前に、人に話すリスクは「発散のつもりが、かえってストレスが増える」
これだけではありません。
毎回、誰かを自分の愚痴に付き合わせると「あの人、愚痴多いよね」といわれたり、普段、聞いてもらっているのだから、相手の愚痴も聞かなければいけないと感じたり、余計なことまで話したと後悔したり。
気づかぬうちに、自分や相手の時間や労力を奪ってしまうのです。
何でも話せると思っていたら、相手が我慢して愚痴を聞いていただけ、ということも。
ヘタすると人間関係を壊す事態になりかねないのです。
ネガティブはありのまま認めると自分らしさになる
ネガティブは忌み嫌われがちですが、「自分の中にある、満たすべき何かを教えてくれる合図」とも言えます。
ありのまま認めることで、ネガティブは現状をより良く変えるヒントになりますし、あなたらしく幸せに生きるため、魅力を発揮するための「情報」にもなるのです。