自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
この記事では、手のもたつきを覚えていた推拿のお客様に、簡単なEFTタッピングを試した時の変化事例を紹介します。
手のもたつきに伴う恐怖心に着目したEFTタッピング
お客様のOさんは、60代。
一週間に一度、推拿においで下さる方です。
ここしばらくの間、朝起きた時や、水で濡らした布巾などを絞る時などに、手に力がはいらない。指の動きがもたついているとのことでした。
かかりつけの医師に話をしてみた方が良いと思い、その旨を伝えたのが2週間前です。
先週、推拿においでになった時、手の状態による恐怖心で落ち込んでいらっしゃいました。
もしかしたら、手のもたつきは、恐怖心から来るものかもしれない。
だとしたらEFTタッピングを試してみても良いかも?
そう思ったのですが、次のお客様の予約が迫っていたため、来週ちょっとEFTを試してみませんかと声をかけて終わりました。
手が動かせなくなる恐怖心にEFTタッピングをする
今週、推拿を終えたお茶タイムに、ヒアリングをしてみました。
Oさんが感じている恐怖心を言語化してみると「この先、どんどん手が動かせなくなるのではないだろうか?」
この思いに焦点をあて、フレーズ(ことば)を作ります。
下記の記事でも触れているのですが、このEFTタッピングはスピードとテンポが結構大事。
初めての方だと、「ことば」を口にするだけで精一杯になるはず。
そう思い、Oさんに、何かを感じる必要はないし、機械的に言葉を口にするだけでOKですと伝えて、EFTタッピングを開始しました。
EFTタッピングによる変化と効果
本格的なセッションではなく、恐怖心に焦点を当てたEFTタッピングを一セットしただけです。
一通り終えた後、いかがですかー?と聞くと
「・・・・不思議ね。もたつきがないの。左手のばね指の痛みはそのままあるのに、もたつきがないの。えー?何で何で?」
もたつきが消えて不思議そうな顔をなさっているOさんに、EFTタッピングの趣旨を簡単に説明しました。
「こうやって思っていることを自分でコントロールできたら、もっとラクに生きられるんじゃないかしら?って思ったわ。いやー面白い!」
あら嬉しい!
30年以上前の記憶と現在の手のもたつきへの恐怖心が結びついている
変化が生じたOさんは「どんどん手が動かせなくなるのではないか?」という恐怖心に至ったであろう、30年以上前の強烈な記憶を口にし始めました。
今感じている内容と、30年以上もの前の記憶が結びついて起きていることって、少なくないのですよね。
無意識にある記憶を、言葉とタッピングで言語化・意識化し、折り合いがつけられたのかもしれません。
もともと一通りだけやる、という話だったのと、症状の軽減もあって、過去に関するEFTタッピングはしませんでした。
【EFTタッピングによる変化と効果】手が軽い
帰り際、Oさんは玄関先でも「えー不思議不思議。」と言いながら、手を動かしていました。
見送りをしている時、いつもは「おやすみなさい!」という声が、車窓の向こうから聞こえるのですが、今回は「ねえ!」でした。
「どうしたのかしら?」と思い、車に駆け寄ってみると、Oさんはハンドルから手を放して、手をグーパーグーパーさせています。
「ハンドルを握る手の感覚が、全然違うの。私ね(グーパーグーパーすると違和感があるから)スムーズに動かせなかったのよ。なのに、見て!」
手の動きを何度も見せて下さったのでした。
しかも
「さっきより、動きが軽くなっているの!すごーい。」
だそうです。
こんなに、喜んでもらえるなんて、思いもしなかったのでビックリ!です。
どうなるかわかりませんでしたが、EFTタッピングを試して良かった~!と思った事例でした。
追記
翌週以降も、手のもたつきは解消したままでした。
私は医師ではないので、全てのもたつきに効くとは申し上げられませんが、医療に関係なく、ご自身に対して気軽に試してみるのは良いと思います。