自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
- ワクワクすること、好きなことをやっているはずなのに、うまくいかない
- 頑張っているのにうまくいかない
- まじめに頑張ってきたのに、うまくいかない
- (互いの認め満たし合いで)うまくいっているはずなのに、何かがおかしい
という時は、ご自身の欲を他人軸で扱っていないかどうかをチェックすることをお勧めします。
なぜなら、他人軸で欲を扱っている場合。
ワクワクの感覚を頼りに好きなことをやると「周囲の承認と安定を求める」パターンに、自覚なくはまり続ける可能性が大だからです。
ワクワクすることや好きなことを他人軸でやってはいけない理由がある
他人軸の場合、ワクワクすることや好きなことをやっているはずが、自覚なく、周囲の承認と安定を得るための活動にすり替わる ということに注意する必要があります。
例えば
- 周囲の承認と安定を得られる「同志・仲間」がいる
- 何かやると宣言すると「すごいね」と褒めてくれる「仲間」がいる
- 身近な周りの人は、自分のやりたいことに理解を示してくれなくても「仲間」だけは、わかってくれる
- 仲間内のトップに、声をかけられると、それだけで高揚感が湧く
- トップに声をかけられた自分が「特別」のように感じる
- トップの言うことに従っていけば、うまくいくと感じる
- トップに褒められるために行動する
- 仲間内で、サービスを回しながら、互いの認め満たし合いをする
- 勉強会やお茶会に参加して、頑張っているつもりになる
と言った具合に、好きなことをやっているようで、実際は、周囲の承認と安定を得るための活動に注力することになるのです。
周囲からの承認と安定を求める他人軸の問題
他人軸で欲を扱っている場合、自分のやりたいことをやろうとすると周囲からの承認が得られないと感じます。
「周囲の承認と安定の欠乏」は、自分の存在価値を脅かし、安定を欠きます。
でも人生は一回きり。やりたいことをやりたい、好きなことをしたい。
そう考え、思い切って、セミナーや勉強会、すごい人間関係などに、大枚をはたく訳です。
セミナーや勉強会などは、それ自体がマズイのではありません。
- 自分を変えたい、好きなことをやりたいという背景にある、無自覚の他人軸・自分軸、両方の欲が、適切に満たされていないこと
- トップの言うことに従えば、それだけで現状が変わると感じる、思考、言動状態にあること
- 主催する側が、受講する側の「周囲の承認と安定の欠乏と自分軸のどうしたいのかに沿って動けない状態」を狙って、悪用すること
が問題なのです。
カモにしたりされたりする関係
「周囲からの承認と安定感の欠乏」は、絶好のカモになります。
反対に、自覚なく誰かをカモにすることもあります。
なぜなら、無自覚のうちに、人間関係を「自分にとって都合の良い満たし係」扱いをすることになるから。
周囲からの承認と安定を得るために、自覚なく、相手を自分の思い通りに動かそうとしては、周りの反応に、一喜一憂したり、相手に執着したりすることになる。
気づかぬうちに、お金も時間も労力も漏れていきますし、自信、居場所、存在価値がないと感じるようにもなります。
危険な一発逆転
ここで一発逆転を狙うと、自覚なく「たくさんの人の承認による安定(名声)」と「大金」を求めることになります。
気付いたら、すっからかんになってしまったり、知らぬ間に詐欺や犯罪に加担していたなんてなったら、目も当てられません。
「周囲からの承認と安定」は、他人軸で欲を扱っている人の人生を狂わせるほどの魅力があります。
甘く見ていてはいけないのです。
自分を守るために必要なこと
上記のことから自分を守るためには、日々、ヒト・モノ・コトに対して生じる、ご自身の他人軸・自分軸、両方の欲を理解しつつ、適切に満たし続けることが大切です。
両方を満たさない限り
- 他人軸で欲を扱おうとする時に、うまくいくと感じる自分
- 自分軸のどうしたいのかに沿って行動しようとすると、うまくいくはずがないと感じたり、抵抗を覚えたりする自分
を行き来した挙句、他人軸で欲を扱うことになるからです。
マインドだけ、アクションだけではなく、ご自身の思考や感情、選択の仕方、行動、得た結果といった、欲を扱う際の全体的な動きを、一つずつチェックしながら、起動修正をしていく必要があるのです。