人生とは何か?何のために生きるのか?

人生とは何か?何のために生きるのか?複雑に映る機械的な人の動き


自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。

「一つの悩みを題材に、EFTタッピングの手法を使って、ネガティブな感情や思考、言動などを、ありのまま認める」
この一つの方法を、あらゆる場面で応用する取り組みを、公私に渡りするようになって、16年が経ちます。

目次

人生とは何か

取り組みを始めて、数年が経った頃。

伊藤

人生とは、生きるとは、突き詰めると、自分で自分の欲を扱うことの連続・積み重ねだ!

と気づきました。

その時に思ったことは「人の動きは複雑だと言うけれど、案外、機械的だな」


なぜそう思ったのかは、取り組みを積み重ねる中で、悩みに対応する時の私の視点が、外から内へと変わったことが、関係しています。

目の前で、起きていることは同じでも、視点を外に向けていた時は「ヒト・モノ・コトといった、悩みそのもの」を見ていました。

自覚なく、変えられないものを変えようとしては、うまくいかない。

何が問題なのかを聞かれたとしても、物事が複雑に絡み合っているように感じて、答えられない。

どうすれば良いのかもわからず、自分が間違っているように感じて、お手上げ状態になっていたのです。

ですが、視点を内側に向け、「悩みに対応する、感情や思考、言動など、人の動き」をありのまま認め、必要な対応を取り、これまでとは違う結果を得るうちに、普遍的と感じる、パターンの存在が見えてきました。

そのうちの一つが「人生とは、生きるとは、突き詰めると自分で自分の欲を扱うことの連続・積み重ね」だったのです。

複雑に映る機械的な人の動きとは


この記事をお読み下さるあなたに質問です。

下記の内容に共通することは、何でしょう。

  • 疑問を抱く
  • 悩みを解決する
  • 望みを実現する
  • 課題に取り組む
  • 無気力になる
  • 興味がある
  • 好奇心を持つ
  • 勉強する
  • 信頼する
  • 風邪をひかないようにする
  • 寝る
  • 遊ぶ
  • 買い物に行く
  • 自分を責める
  • 尊重する
伊藤

答えは、背景に~したいという欲が含まれているということです。

欲とは

  • 知りたい
  • 解決したい
  • 実現したい
  • 学びたい
  • 〇〇したい
  • こうなりたい
  • 何もしたくない
  • 〇〇が欲しい
  • 変えたい
  • 守りたい
  • 休みたい
  • なくしたい
  • 大切にしたい

などのことです。

「欲」は「答え」や「意思」「自分がどうしたいのか」などとも呼ばれます。

上記の内容には、全て背景に欲が含まれているのに、それぞれ別なことのように感じませんでしたか?

また、欲と言う表現だと、イメージが良くない感じがするけれど、「答え」「意思」「自分がどうしたいのか」などに置き換えると印象が変わりませんか?

これは、人の欲には、言葉による装飾が施され、細やかな意味付けがなされているからです。

普段、ほとんど意識しないと思うのですが、人は「~したい」という、自分の欲を中心に、思い感じ考えたり、行動したり、何らかの結果を得たりしています

つまり、人が思い感じ考え、行動する背景には、自覚するしないに拘わらず、必ず欲があるということです。

感情、思考、言動、結果など、欲を扱う人の動きにも言葉による装飾が施され、細やかな意味付けがなされています。

ですが、装飾や意味付けを取っ払うと、機械的な「自分の欲を自分で扱う」動きが見えてきます。

冒頭で、私は、一つの悩み(ヒト・モノ・コト)を題材に、クライアントさん(や自分)の感情や思考、言動などをありのまま認める、という一つの方法を使っていると述べました。

これは、ヒト・モノ・コトに対応する時の、「クライアントさんの欲の扱い方」に着目した、取り組みです。

いろいろなクライアントさんの、外側のヒト・モノ・コトを見つつ、内側に着目するうちに、複雑に見えていた動きが、いつしか機械的だと感じるようになっていたのでした。

自分の欲は自分で認め求め満たすもの

自分の欲は自分で認め、求め、満たすものです。

「~したい」という欲は、あるだけでは、満たされません。

満たされない時、あなたは不満を覚えたり、必要な何かを実際に求めて、自分を満たすのではないでしょうか。

欲は、自分の中にあると自分が認めることから始まります。

認めなければ「自分は何が欲しいのかを、自分で理解することができない」からです。

そこから、求めたり、自らを満たしたりします。

自らを満たすために、人は、何かを感じ、自分はどうしたいのか、どうするのかに沿って思い考え、行動し、何かしらの結果を得ます。

そこから、また、何かを思い感じ考えることを、日々、ヒト・モノ・コトを変えて、繰り返しています。

このように人生は「自分の欲を扱う(認め、求め、満たす)ことの連続・積み重ねなのです。

何のために人は生きるのか

でも、何のために、自分で自分の欲を扱い続けるのか。

何のために、生きるのか。

何のために、人生があるのか。

伊藤

詳しくは別な記事で触れますが「自分らしく生きるため」です!


一回当たり、自分の欲を自分で扱うことには、下記の事柄が絡んできます。

  • 時間
  • 労力
  • あらゆる人間関係
  • お金
  • 何かの体験をする
  • 経験を得る
  • 知識を得る
  • コミュニケーションスキルを身に着ける
  • 信頼・信用を得る
  • 自信を得る
  • 存在価値を得る
  • 肯定感を得る
  • 安心・安定を得る
  • 心身の健康を保つ
  • 寝る、食べる、排せつなど生理的なこと

他にもまだあるかもしれません。

一回、一回は大したことがないと感じがちなのですが、日々、欲を扱い続けることが「自分らしさ」や「前に進むための術や力」になるのです。

自分らしく生きるために必要な三つのこと

自分らしく生きるために、必要なこと。

一つ目は、自分の意思を尊重する、欲の扱い方を身に着け、日々使い続けること。

二つ目は、人間関係において、自分と他者の違いを尊重する、欲の扱い方を身に着けること。

これは、一つ目の欲の扱い方を身につけることで、可能になります。

二つ目の欲の扱い方を身に着けることで、違いによって、互いに刺激し合ったり、影響を及ぼしあったりしながら、それぞれ持ち味や力を発揮し、共に発展したり、物事を進展させたり、改善したりすることが可能になります。

三つ目は、自分の意思を尊重する欲の扱い方を、次の世代へとつなげていくこと。

「自分らしく生きる」欲の扱い方を、ここでは「自分軸」と呼びます。

生きる意味が分からないと感じる原因と対応方法

生きる意味がわからないと感じる原因は欲の扱い方にある

もし今、何のために生きるのかがわからないと感じているのであれば。

現在使っている、欲の扱い方が、あなたをそうさせているのかもしれません。

欲を扱う際の、あなたの視点が外を向いていて、ご自身には変えることのできない「ヒト・モノ・コトといった、悩みそのもの」を変える努力をなさっているのかもしれません。

結果的に、自分がどうしたいのかを抑えることになる、この欲の扱い方を、ここでは「他人軸」と呼びます。

現在の欲の扱い方は小さい頃に形成している

欲の扱い方は、小さい頃に、親を始めとする周囲の人たちとのやり取りを通じて、自分の中に形成しています。

これを現在に至るまで、ヒト・モノ・コトを変えて、使い続けています。

自分軸か他人軸、どちらかの欲の扱い方が、ご自身の中で、パターン化されています。

人の動きや欲には言葉による装飾が施され、細やかな意味付けがなされているので、そうは感じませんが、普段、ヒト・モノ・コトに対応する際には、無意識レベルでパターン化された、どちらかの欲の扱い方を使っています。

前述した通り、一回当たり、欲を扱うことには、さまざまな事柄が絡み合います。


そのため、他人軸で欲を扱い続けた場合、時間の経過と共に、さまざまな事柄が絡み合いながら、問題と化していきます。

必要な対応が取れずに、物事の実現を先延ばしにしながら、その場をしのいでいくうちに、絡み合った問題が大きく育ちます。

気づいた時には、どうすることもできないと感じたり、過去を悔やんだり、問題の対処に追われたり、生き辛さを覚えたりします。

何のために生きているのかわからないと感じるのは、自然なことでもあるのです。

生きる意味が分からないと感じる時の対応方法とは

根本対応するためには「自分の欲の扱い方」に着目する、包括的なアプローチが効果的です。

ヒト・モノ・コトに対応する際に、自分の内側に意識を向け、感情や思考、言動などをありのまま認めながら、他人軸→自分軸の順で、両方の欲を認め、求め、満たしていくことが大切です。

長年に渡り、他人軸で、欲を扱い続けてきた場合、二つの問題が生じています。

一つは、積み重ねによる影響として、絡み合った問題や、過去の傷などが、広がっていること。

もう一つは、他人軸から、抜けられないこと。

他人軸と自分軸は、欲の扱い方が違うため「自分軸のどうしたいのかがわかっても、無意識のうちに、他人軸で動く」ということが必ず起きます。

だから、これら二つの問題に考慮した、根本的かつ包括的なアプローチが必要なのです。

EFTタッピングの役割

別な記事で紹介しますが、無意識のうちに他人軸で対応する状態を、知識や意思の力で変えようとするのは、無理があります。

そのため、ここでは、感覚・感情に合う「ことば」を作り、タッピングしながら、同じ内容を繰り返し喋ることで、「無意識の意識化」を行っています。

タッピングで使う「ことば」には、「自己肯定・承認」という役割が、あります。

肯定・承認によって、過去の傷を自らが癒しつつ、自分の動きや、何をする必要があるのかを具体的に理解し、頭と心が納得した状態で、一歩前に進むことができます。

長い時間をかけて広がった問題や影響は、余りに大きく、一気に片づけることができません。

そのため、目の前の一つの悩みを題材に、必要最小限の包括的な対応を、日々、積み重ねることが大切です。

まとめ

他人軸・自分軸、どちらの軸であっても、人生は、自分で自分の欲を扱い続けることの連続・積み重ねです。

ただ、自分を活かすのか、それとも、抑えるのか。

自分の欲の扱い方次第で、同じ人生でも、物事の見え方や捉え方、対応の仕方、得たものに対する自分の評価などが、全く違ってくるのです。

物事がうまくいかないと感じる時は、日々、ヒト・モノ・コトに対応する際に、他人軸・自分軸の順で両方の欲求を満たすことが必要です。

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