思いを言葉にするのが難しい|EFTタッピング初心者の疑問と講座セッション事例

この記事では、2011年5月と6月に行った、アイホージュのEFTタッピング講座に参加下さったYさんとのやり取りを交えつつ、

  • セッション事例【黄砂アレルギーかもしれないという思いを認めたくない】
  • お一人でEFTタッピングに取り組む、初心者Yさんの疑問と伊藤の回答

を紹介します。

Yさんは30代、独身。

震災直後に一度、セッションをお受けになっています。

その時に、講座へ参加したい旨を伺っていました。

初回セッションの後から、メールのやり取りを開始し、講座開催後も続いていました。

彼女の文章には「そのままのライブ感」があります。

Yさんの事例を通じて、視点の変化や、新しい発見などを伺うことができるのは、とても貴重だと思います。

Yさん、掲載の許可を快諾して下さってありがとうございます。

一部、個人情報保護のため加筆・省略している部分があります。

目次

思いを言葉にするのが難しい

EFTタッピングでは、セットアップフレーズ・リマインダーと呼ばれる「言葉」を作るために、自分の思いを言葉に表していきます。

セッション後、お一人で試していたYさんのメールには、思っていることを言葉にするのが難しいという感じのことが書かれてありました。

それに関して、私・伊藤の回答です。

こんばんは。お返事ありがとうございました。

私も昔、思ったことを言葉に変換させることが、なかなかうまくできませんでした。

でも、EFTタッピングを繰り返すうちに、自分自身が何を考え、どうしたいのかがわかるようになりました。

どんな事を考えていても、それを一度認めたらいいんだと気づいてから、どんどん変化するようになりました。

思ったことを言葉に変換させる作業を積み重ねることが、プロセスとなり、自信を積み重ねることになるのかもしれません。

今は、嫌な状況さえ、ま、いっか!と自然に思えるので、そういうことがクライアントさん達に、ちょっとでも伝わっていったら本当にうれしいです。

Yさんからアイホージュへメール

(前略)思ったことを言葉に変換させる。

先週から●●●●教室に行ってるのですが、そこでも「言語化」の練習を、と指導していました。

EFTで自分の気持ちの表現ができるようになると、これもクリアできますね。

いろんな変化が楽しみです。

EFT講座セッション|黄砂アレルギーかもしれないという思いを認めたくない

講座参加者は、YさんとDさんです。

Dさん事例はこちらから

まずは、EFTタッピングに関する知識が全くないDさんに、どんなことをやるのかを知ってもらうために、Yさんとのセッションをお見せすることにしました。

Yさんの事例は、

黄砂アレルギーかもしれないという思いを認めたくない

このEFTの目的は、Yさんがご自身を理解したり、ご自身の内側にある「どうしたいのか」答えを引き出したりすること。

そのために、アレルギーに対し、Yさんが何を思い感じ考えているのかを、一つずつ認め、掘り下げていきます。

ご自身を理解することで、何かしらわかることがあるはずです。

Yさんの思い感じ考えていることを掘り下げて行ったら、アレルギーになる理由がわかるかもしれません。

もしかしたら、気持ちの整理がついたら、アレルギー症状がおさまって行くのかもしれません。

または、アレルギーを持つことが、Yさんにとって何等かのお守り的な役割を、果たしているのかもしれません。

「アレルギーを治す・軽減する」ことを、EFTタッピングの目的にしていないのは、そうなることが、Yさんにとってベストなのかどうかが、私・伊藤にはわからないからです。

いずれにせよ、治るかどうかは、私・伊藤が決めることではないのです。

EFTタッピングを使って、アレルギーかもしれないという思いをありのまま認めた後、彼女の中から出てきた思いは

Yさん

こんなに食に気を付けているのに、黄砂アレルギーになってたまるか!

黄砂アレルギーになってたまるか!を存分にありのまま認め、味わったYさんが放った言葉は

Yさん

なんか(黄砂アレルギーでも、そうでなくても)どうでもよくなってきました。

後日、Yさんからのメールにて、このようなことが書かれてありました。

黄砂アレルギーをEFTする、というのもびっくりしたけれど効いたのもびっくり。

季節や天気かもしれないので、もう何でもいいや、元気ってすばらしい☆て気持ちです(笑)


二回目のEFT講座で、改めて黄砂アレルギーその後について伺ったのですが

Yさん

(アレルギーを持っていてもいなくても)ま、いいや、という思いです。

時期も終わったから、アレルギー症状が止まったのかわかりませんが、ま、いいや、です。

ということで、黄砂アレルギーについては終了です。

一回目の講座終了後のやり取り

日曜日は、ありがとうございました。

あれからいかがお過ごしですか?

疑問がありましたら、何でも構いませんので、お知らせくださいませ。(後略)

Yさんからアイホージュへメール

こちらこそ、日曜日はありがとうございました。

さっそく・・・やってはみているのですが、ふだんの飲み込み癖や、見なかったことにしてるひっかかりを見事に上手にしまいこんでるらしく、さあやりましょうと思ったときも、何やるんだっけ?ってなってます。

感じたときに、メモしておくところからみたいです。

彼とはまだ微妙につながっているのですが、この間久々に会ったら、以前よりももやっと嫌な感じが減っていいとこも見えてきて、そういえばいいやつだから好きだったんだと思い出した感じです。笑

(注※以前、お付き合いしている方との事で「別れうよう、別れたい・・」ずるずる気持ちを引きずっていると伺っていました。)

それでも、なりたい関係の形が恋人とは違うんだなというのが、はっきりしてきて、しかもそういえばそれは何かを嫌だなあと感じるようになる前に、思っていたのでした。

いまメール書いてて「そういえばこう思ってた」がキーワードかも?

自分で前に感じてたことに戻ってる感じですね。

感じたときに、感じたことを大事にするのが大事ってこと?

(セッションを)やってもらったときみたいに、気持ちがわかりやすく変化しないのが「これでいいのかな??」になりますが、やり続けることで表現が自分に沿ったものになってくるものですか?

もしくは、その事柄が消化済みだから大丈夫ってことなのかな?

自分の内面を人に聞くのも変な話ですね。笑

自分で(EFTを)やると、どなたかもおっしゃってましたが、(伊藤が)セットアップフレーズを作るのが上手で、プロなんだなー!と本当にそう思います。

さらにきれいな魔法の手があるからですね。

Yさんからお手紙が届きました

Yさんから アイホージュへおせんべい入りのお手紙が届きました。

今日和。

先日はありがとうございました~。

EFTがツールなのは理解しつつダイエット商品みたく「買ったからもう大丈夫」みたいに安心しちゃってやれてなかったけれど、勉強会(EFT講座)で色々聞いたら自分流に、というか好きにやってみていいんだあーと思えました。

セッションでもらった一式(アイホージュのEFT通信)が家電の分厚い取説の位置づけというか。

使ってみてからわからない部分を読む、という感じが合っていたみたいでそこがわかったのも、今回の収穫です。

そして、やっぱりパソコン画面(HPやブログ)よりも紙(通信)紙よりもライブ(勉強会)の方が、入りますね。

迫力が違います(笑)

「きちんと」「やらなくちゃ」と思って、敷居が高かったのが

「きちんと」って何だっけ? 

教わった通りじゃなくちゃ?

でも料理とかは勝手に切り方もタイミングも、自分量にしたりもするよね?

おいしく出来る事が多いし、でも美味しくなかったら何か変えるよね?

じゃあEFTをやってみてから、感じてみてから考えて変えたりしていいよね?

という変化が感じられて、これならやれる!と思いました。

お、おもしろい。

まずは書き出して、やってみます!←と思えるのも嬉しい!!

アイホージュからYさんへメール

実は、私(伊藤)は、お手紙を開ける時、ものすごくドキドキしていました。

講座の反省点がいくつかあったので、クレームが書いてあったらどうしよう。

責められるんじゃないかという以前の根強い思考パターンが、むくむくと湧いてきていたのです。

こんにちは。

お手紙とおせんべいを、ありがとうございます。

嬉しいなあ。

講座の反省点がいくつかあったので、お手紙を開ける際にドキドキしていました。

でも、お褒めの言葉がたくさん書かれてあって、ありがとうございました。

私は「自分は非難される」という過去からの感覚を持っているのですが、EFTを使うようになってから、対応が取れるのがわかり「そういう自分もいてもいいよね」と思いながら過ごせるのが、ラクで好きなのでした。

私もEFTを始めた頃は、何やるんだっけ?というのが多々ありました。

そういう時は、引っかかっていることで、思い出せる内容からEFTを開始していきます。

そのうちに「何やるんだっけ?」も思い出していきますから、大丈夫です。

自分の心で感じていることを、そっくり言葉に表していくことでセットアップが簡単に作れると感じるようになったのは、EFTを始めて半年くらいだったと記憶しています。

この時期、サロンも開けたばかりで、人が来ていなかったこともあって、とにかく毎晩しつこくやっていました。

今もそうですが、自分でやるときは、セットアップは紙に書かないのです。

(セッション用に役立てようと、どんな思考パターンを持っているか記録を取るために書くというのはしています。)

セットアップを作りながら、そのままEFTに突入しています。

セットアップを作る時に気を付けているのは、「この言葉が心の感覚にビビビとくるかどうか」を頼りに文章を組み立てることです。

EFTの最中も、リマインダーがしっくりしているかを意識しながら、言葉を放っています。

そうだ、次回、私が一人でやる時のスタイルでもお見せしましょうか(笑

こんな感じでやってまーす、というのがわかればちょっとはつかみやすいかな?

そうそう。

EFTをしてから、誰かに会うと、どこか今までと違う感覚を持っている自分に気づくのは、面白いですよね。

私も気が付けば、いつも自分の気持ちの観察をしています。

いまメール書いてて「そういえばこう思ってた」がキーワードかも?
自分で前に感じてたことに戻ってる感じですね。
感じたときに、感じたことを大事にするのが大事ってこと?

とありましたが、ありのまま認めていくと、そういえば、私はこう思っていたし、こうしたいと思っていたのに、いつのまにか忘れていたと気づくことがあります。

長い間「こう感じるのは恥ずかしいから、こう思おうとか、こう考えないとポジティブじゃないとか、すり替えばかりしていたなあと気づきました。

その結果、自分が何を感じているのか、どうしたいのかがわからなくなってしまったんだなあと思ったのです。

Yさんが書いて下さっている通り、「感じた時に、感じたことをありのまま認める」と、自分の基準とか、譲れないものとか、やりたいことなどが見えてきます。

ただ、すぐに、ではないのですが、プロセスを経てわかってきます。

「これでいいのかな?」の積み重ねもまた大切なんですよ。

最初からうまくできなくても、基本を押さえて、まずやってみることを繰り返すと、ふとコツをつかめるんですよ。

もし、あまりにも効果なしと感じることが続く場合は、改善の余地ありかもしれません。

次回の宿題としてもOKです。

Yさんが、何をどんな風に思っているのかを、どうEFTのフレーズに落とし込んでいるのか、どんな流れで、お一人でやっているのか見せてくださいませ(笑

あ、でも、これだとプレッシャーかもしれません。

しっくりしない自分がいても、だいじょーぶというフレーズで、EFTに取り組んでみてくださいね。

次回、お会いできるのを楽しみにしております。

「これ、やっぱりよくわからん」というのがありましたら遠慮なくお知らせくださいませ。

魔法の手ですか?
お手入れしていないのが最大の秘訣って・・!

この記事は次回に続きます。

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